スタッフブログ
肩の痛み<インピンジメント症候群>
肩の痛み<インピンジメント症候群>
インピンジメント症候群とは、肩の運動時に軟部組織が烏口肩峰アーチに繰り返し衝突する。
繰り返し外力が加わることで軟部組織に疼痛や炎症、変性が起こる。
野球やバドミントン、水泳のクロールなどで発生し外旋から内旋に切り変わる際、疼痛が出現する。
初期段階の炎症は安静にすることで軽減する。
外傷を繰り返すことで慢性化し再発を繰り返す。
最終過程で腱板の断裂が生じる。
肩峰下インピンジメント症候群の場合、棘上筋の出口が狭まることで発生する。
第1期(急性炎症期)
外傷で棘上筋に炎症が起きる 20代に多い
第2期(亜急性炎症期)
肩に繰り返しの外力が生じると慢性化し、痛みの出現と消失を繰り返す 20~40代に多い
第3期(腱板断裂期)
肩周りの軟部組織が変性し腱板が断裂する 40~50代に多い
症状としては肩関節の挙上や外転時に疼痛や引っ掛かり感、夜間時痛がある。
検査法
ペインフルアークサイン(肩関節外転60~120度で痛みが出現すると陽性)
インピンジメント徴候(肩甲骨を押し下げ外転させていく90度あたりに疼痛出現で陽性)
急性期はアイシングや疼痛の出現する運動を中止する。